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2009/04/05.Sun

コメントから。

すみません。
順番は前後してしまいますが、まずはさくらんさんのコメントのお話から。
(一部省略しています。全文は3月14日の記事のコメント欄に)


**************************

敬語の方向

ところで、敬語について質問なんですが・・・

「おられます」
というのは、本の中での状況では、明らかに間違いなのはわかるのですが、
2方向の敬語として使うのは、現代語ではありえないのでしょうか?

発語者A「Bさんは今おられません」

おる→会話の相手への謙譲
られ→Bさんへの尊敬

という形です。

まあ、状況としては珍しいかもしれないですが。。。
古典ではよく出てくるので、気になります。

**************************

現在使われている「おられる」に限って言いますと。

「おられる」については、ビジネスマナーの本を読むと「尊敬語」として
解説されているものもあるし、「間違いです」としてあるものもあります。
私が今まで使っていた日本語の教科書には記載がありません。

では「敬語の指針」ではどうなっているかというと・・・

「おる」は「謙譲語?」に入っています。
「おられる」は出てきません。
出てこないって事は、いいとも悪いとも書いていないということです。

辞書をひいてみると(goo辞書より)

お-る

[二](補助動詞)
(1)動詞の連用形、またそれに助詞「て(で)」の付いたものに付いて、動作・状態が続いていることを表す。やや尊大な言い方として用いられることがあり、また、「ております」「おられる」の形で丁寧な言い方や尊敬の言い方としても用いられる。

おおー、「尊敬の言い方としても用いられる」との一文が。

しかし、さくらんさんの仰っているような「2方向の敬語」ではないようです。
単に尊敬語としての扱いのような。
なので、「Bさんはおられません」か「Bさんはいらっしゃいません」
という言い方だと敬意の対象はBさんだけです。

また、「おられる」≦「いらっしゃる」という方言(西日本で)があり
それが広まり定着しつつあります。

↑ということを考えると、間違いとは言い切れないけど、どうなんだろうねという結論に。

私は「おられる」はグレーゾーンに入れております。
人が「おられる」を使っていても「ソレ間違い!」とは言わないけど
自分では使わない、みたいな。
そのうち「おられる」も尊敬語になるんじゃないかな~と勝手に思っています。
日本語の教科書に載るようになったら定着したってことにします、私は(笑)


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それと、「お疲れの出ませんように」というフレーズですが、茶道ではよく使います。
お茶会での去り際には必ず使うので、大学生の茶道部員くらいなら、知っているはずです。
わが部の、お茶会待合暇つぶし(笑)帳には、お客様としていらした他大学茶道部からのメッセージがわんさか残ってますv

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「お疲れの出ませんように」
私もお茶の先生に教えていただきました。
本になってから言うのもなんですが、実はあんまりおさまりがよくないと
思っています。
「お疲れのでませんように」と「頑張ってください」はちょっと意味が違いますよね~。
こう・・・「お疲れのでませんように」は「応援してます!!!」というような
熱い気持ちが感じられないというか(笑)
日本語で目上の人を励ますことは出来ないんだろうな~と思っています。
なんかいい言葉はありませんかね~。

さくらんさん、ありがとうございました!
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日本語について | Comments(13)
2009/03/16.Mon

続「よろしいですか」の話。

先日の

「おもしろくない」を丁寧に言うと?

の解答です。

よく日本語の教科書に載っているのは・・・

                     答えA               答えB
    おもしろくない。          おもしろくないです。       おもしろくありません。
    美しくない。            美しくないです。          美しくありません。 
    おいしくない。           おいしくないです。        おいしくありません。 


はい、2種類ですね~。
ややこしいですね~。
いやですね~。
(いやじゃない?)
だいたいの教科書で、この2種を覚えるようになっているのではないでしょうか。
(調べたことはないけど!)

これを過去形にすると、またちょっとややこしい。

【丁寧に言ってみよう!】
                   答えA               答えB
  おもしろくなかった。       おもしろくなかったです。     おもしろくありませんでした。
  美しくなかった。         美しくなかったです。       美しくありませんでした。 
  おいしくなかった。        おいしくなかったです。      おいしくありませんでした。


2種類なのは↑と同じなのですが、Aのほうは「~たです」なのに
Bが「~ませんでした」と過去形に変化する場所が違うので
(前回もそうでした。お気づきだったでしょうか?)
学生がよく混乱するのです。
どっちも「です」を使ってるんだから「でした」にすればいいじゃないのと。

つまり

おもしろくなかったです → おもしろくないでした

でもいいでしょうというわけです。
(その気持ちはわからないでもない)
これはそれぞれの「です」の働きが違うので、こんなことが起きるわけですが
初級の人に文法上の説明をしてもあまり意味がないので
(っていうか簡単な日本語で説明できません、私には)
とりあえず

「『おもしろくないでした』とは言いませんから」

と、冷たくスルーです。
(丁寧に説明する先生もいるんだろうなぁ・・・)

ところで、私は「おもしろくなかったです」って、ちょっとたどたどしい感じがするんですが
皆さんはいかがですか?

まぁ、日常よく使ってるんですけどね。

(例)
A 「この間の映画、おもしろかったですか?」
B 「えー、あんまりおもしろくなかったですね~。」

「えー、あんまりおもしろくありませんでしたね~」
が長いからなのかな・・・。


日本語について | Comments(9)
2009/03/14.Sat

「よろしいですか」の話。

すみません。
順番が前後しますが、こちらのお話から先にします。

『日本人の知らない日本語』第三章「間違いな敬語」のなかで、
レストランに行った凪子先生(まぁ私なんですけど、便宜上こう呼んでおきます)が
店員さんに「よろしかったでしょうか」と言われて
(「よろしいですか」と言って欲しい・・・)と心の中で思う場面があります。


ここで、ブログ拍手で頂いた質問。

・・・それは正しいのでしょうか。
(質問者さんが読んだある本に)「よろしいです」は誤用だと記されていました。
「「い」や「た」で終る言葉に「です」は(例外もあるそうですが)使えないそうです。

(えーと。上↑の赤字は、私がその御本を読んでおらず、詳細がわかりませんので
ちょっと題名を伏せておきました・・・。)

以下は「よろしい+です」が、まぁOKでしょうということの根拠です。
(絶対これが正しいよ!と言えないのが、また日本語らしいと言えば日本語らしい)
まず、私のオススメ本『新しい国語表記のハンドブック』の
「これからの敬語」195ページ

七 形容詞と「です」

に、

~「大きいです」「小さいです」などは、平明・簡素な形として認めてよい。

とあります。

つまり、形容詞を丁寧に言う場合は、これでもいいですよってことですね。
戦後しばらくは、形容詞(日本語学校では「~い」で終わるので、よく「イ形容詞」と言います)
に「です」をつけるのは正しくないと言われていたようです。
実は私自身も「多いです」という形を、書き言葉で使うのは少し抵抗があるのですが
(戦前生まれじゃありませんけど!)これも日本語の変化なんでしょうね~。

勿論、現在の日本語の教科書では「イ形容詞+です」の形で教えることになっています。


ところで、以前はイ形容詞を丁寧に言うとき「イ形容詞(の終止形)+です」ではなく
「イ形容詞+ございます」「イ形容詞+ございました」という形でした。

【問い】 「おもしろい」「美しい」「おいしい」を丁寧に言うと?

【答え】                       過去形  
(昔) おもしろうございます。      おもしろうございました。
    美しゅうございます。       美しゅうございました。
    おいしゅうございます。      おいしゅうございました。

(今) おもしろいです。          おもしろかったです。
    美しいです。            美しかったです。 
    おいしいです。           おいしかったです。 


過去形、ちょっと違うところがありますね~。
これがまた

「おもしろくない」を丁寧に言うと?

という問題になると、もっとおもしろくなります。
気を付けないと、授業中大変なことになります。
(え、私だけですか?)

日本語について | Comments(4)
2009/03/09.Mon

男一匹。

コミックエッセイ劇場でいただいたコメントで、何件かあった質問に

「ところで『男一匹』ってどういう意味ですか」

というのがありました。

ふむ。
読む人によっては聞き慣れない言葉でもあるのだな~。
「男一匹」という言葉では、辞書で調べても載っていないので
「一匹」をgoo辞書で調べてみますと


いっぴき 【一匹/一▼疋】

(1)(ア)魚・虫・獣などの数え方で、一つ。
(イ)布などの二反分の長さ。
(ウ)昔の銭の数え方で、一〇文。
(2)人間一人をぞんざいに、また強めて呼ぶ語。
「男―わが道を行く」

とあります。
↑の(2)の意味ですね。
「女一匹」とは言わないのかな~。
「女一人」とか「(女の)細腕一本」なんかはよく言いますね。

私は「細腕」じゃないですけどね!
ええ!


拍手で頂いた質問

・「日本語能力試験」ってどんなの?
・「よろしいでしょうか」は正しいの?

は、近日中に!
日本語について | Comments(34)
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